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在宅支援部門(ACT-ひふみ)について

私たち「在宅支援部門(ACT-ひふみ)」は、2012年よりさわらび診療所を拠点に、地域で暮らす方々の生活を支える訪問活動を続けてきました。
精神のご病気や生きづらさを抱えていても、住み慣れた場所で安心して暮らしていけるように、多職種のスタッフがチームで支援いたします。(※当部門は訪問看護ステーションではありません)

在宅支援部門の支援は「ACTプログラム」に準拠し、「ACT-ひふみ」という組織名称でさわらび診療所からの訪問支援活動を展開しています。

■ACT-ひふみ(在宅支援部門)は【一般社団法人コミュニティ・メンタルヘルス・アウトリーチ協会】のチーム正会員です。

■ACT(Assertive Community Treatment;包括型地域生活支援プログラム)とは、重い精神障がいのある人に特化した多職種チームによる訪問型の援助モデルです。

私たちが大事にしていること

  1. つながりを大切にします
    医療や福祉の支援が受けにくい方とも関係を築いていきます。
  2. 生活の悩みを一緒に考えます
    日々の困りごとや希望を共に模索し、歩調を合わせて支援します。
  3. その人らしい暮らしの応援
    障がいがあっても、自分らしく生活できる地域のネットワークづくりを心がけています。

私たちの支援は、特定の問題をすぐに解決するものではありません。
けれども、ご本人の意思や尊厳が守られることを第一に、状況を丁寧に理解し、必要な期間、安心して支援が受けられるよう配慮していきます。

支援の特徴

  • 定期的な訪問に限らず、困っているときに合わせたサポート
  • インテーク(支援に同意いただくまでの準備期間)や個別支援に十分な時間を確保
  • 精神科医・看護師・精神保健福祉士・作業療法士からなるチームでの対応
  • 必要に応じ、地域のサービスや支援機関と連携しながら柔軟に支援計画を立案

対象となる方

  • 精神疾患(統合失調症・気分障害)がある・疑われる
  • 地域生活が続かず入院が繰り返される、入院が長期化し退院が難しい
  • 外来受診等の治療が続かない(医療中断・服薬の自己中断など)*1
  • 対象者自身が認めておらず治療を受けられない(未受診・未治療)*1

などの方々に向けて、多職種チーム*2による訪問支援を行っております。

*1 治療を強制するものではありません。
*2 精神科医、看護師、精神保健福祉士、作業療法士で対象者ごとに個別に支援チームを組んでいます。

※支援の対象年齢は、原則18歳から65歳までとしています。
※往診のみ、訪問看護のみのご依頼はお受けできません。
※他院に主治医がおられる場合には、転医(さわらび診療所へ医療機関の変更)が必要になります。まずはかかりつけの受診先でご相談ください。

訪問内容

生活上のお困りごとについて、ともに取り組みながら考えていきます。

例えば、

  • 服薬、健康や休息に関する相談
  • 住居の維持・転居に関する相談
  • 買い物や家事の負担感軽減のためのサポート
  • 公共交通機関の利用や外出機会をつくること、気分転換のサポート
  • 就労や社会と繋がるためのサポート
  • 利用可能な制度やサービスの活用、利用中の支援機関との連携
  • ご家族や援助者のサポート、等

訪問する場所や時間・頻度について、個別にご相談いただけます。

  • 社用車や自転車で訪問いたします。
  • 訪問先は必要に応じて自宅以外の場所にも伺います。
  • 精神科医の診察: 月に1-2回 (臨時対応あり)
  • 訪問(医療)スタッフ: 対象者と相談して、一緒に決めていきます。

訪問エリア

吹田市全域、吹田市に隣接する市の一部

診療所から車で片道30分圏内にお住まいの方(道路事情も含めて検討いたします)

利用の流れ

まずは事務所までお電話ください(電話:06-7176-0520 平日9:00-17:00まで)
スタッフが電話や訪問でお話を伺い、お受けできるかどうかを検討してお返事いたします。利用登録ができましたら、本利用開始となります。

ご利用前のご確認事項

費用

私たちの訪問は訪問診療料・精神科訪問看護指導料等の診療報酬で実施しています。

したがって医療保険が適用されます。

自己負担が軽減できる自立支援医療制度も利用できますし、申請のお手伝いもさせていただきます。

  • 国民健康保険、社会保険・・・3割負担
  • 自立支援医療適用・・・1割負担(所得に応じて負担上限額あり)

※利用に当たり、保険証・医療証等、ご提示いただく必要があります。詳しくは担当者にご確認ください。

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